葬儀で「泣いたりしますか?」という質問
「泣いたりしますか?」
お葬式の仕事をしていますと話すとほぼ必ずこんな質問を受けます。
泣いたりしますか?と。
みなさまの中には遺族として葬儀を行った人もいると思います。そこにいた葬儀スタッフは涙を流していましたか?
スタッフにもいろんなタイプがいますので、泣く人もいればそうでない人もいます。どちらがいいのか。
決めるのは遺族ですから、その受け手によって良し悪しが決まるでしょう。一緒に泣いてくれるスタッフを“寄り添って一緒に泣いてくれた”と感じることもあるでしょうし、逆に“なんで泣いてんの?”となるかもしれません。
泣かないスタッフを“淡々として冷たい人”と感じるか、“プロ”と捉えるかもその時によるものです。
その時の遺族である自分の琴線に触れるのはどちらかなのかはその時にならないと本人にも分からないものです。
「泣いたりしますか?」
筆者は泣きません。ですがたまには涙が零れる時もあります。絶対泣かないということは難しいですが、泣かないように努めています。
葬儀スタッフの中にも泣かないよう努めている人もいるでしょう。その理由は様々だと思います。
筆者が泣かないように努める理由は主に2つです。
葬儀スタッフが泣かない理由
- もらい泣きだから
- 泣いていたら進行に集中していないことになるから
葬儀スタッフが流す涙はもらい泣きです。
冷たいように感じるかもしれませんが、葬儀スタッフは“その人との別れを惜しんで泣いている”わけではありません。その場の雰囲気や別れがつらい場面に立ち会い、もらい泣きをしているにすぎません。
もしくは、自分事のように当てはめて感情移入しているかもしれません。
感情移入しているということは、式進行に集中できておらず見るべきことが見れていない場合があります。
なので筆者は泣かないように努めています。
もし、逆に筆者が遺族で担当スタッフが進行中に泣いていたら“なんであんたが泣いてんの?知り合いでもないでしょ”と冷めて見てしまいそうです。
それでも、そんな筆者ももらい泣きすることはあります。
一応、人の心はもっているのです(笑)
